ファッションの街、ウェスト・ハリウッドが毛皮禁止に!

2011.9.20 by Ken

アメリカ西海岸を代表するファッションの街ウェスト・ハリウッド市(WeHo)が毛皮の販売を禁止しました!

ウェスト・ハリウッド市はとても先進的な街で、1989年には街を "Animal Cruelty Free Zone"(クルエルティー・フリーな地域)とする宣言を採択しました。そして米国で一般的な猫のディクロー(爪の根元からの切除)を全米で初めて禁止するなど様々な対応をしてきました。

そしてついに、ハリウッド大物セレブのサポートを受けた "Fur Free WeHo" キャンペーンを立ち上げ、今回の禁止法案可決となったのです! もちろん商業団体からは強い反発もありましたが、市民は非人道的な商品で利益を得ることより「クルエルティー・フリーな街」であることを選んだのです。

そしてさすが L.A.、屋外イベント(左)は前向きで明るい! モデルさんはフェイクファーの魅力を見せつけ、動物たちの可愛らしい写真パネルで共感を呼んでいます。また、『スキニー・ビッチ』の著者の一人、ロリー・フリードマンさんや、市議会議員たちもマイクを取って呼びかけをしています。

アンジェリーナ・ジョリー、リアーナ、プリンスなどの服を担当したことのあるファッション・デザイナー、ジュリア・ジェラードさんも賛同者の一人。「2/14に始まったオスロのファッション・ウィークでは毛皮を廃止したわ。WeHoからファーがなくなるのはほぼ確実よ。2年でファー・ビジネスは廃業ね。」とコメント。

更にある議員は、「おしゃれのためだけに無抵抗な動物たちを育てて殺すことをこのまま放置するわけにいかない」と語っていました。リアルファーを身につけて歩くことが恥ずかしい時代はすぐそこまで来ています。

※今回の条例は基本方針です。今後2週間で施行日、罰則、中古販売の取り扱いなどの詳細を詰める予定です。