2014年10月、京都大学の食堂でヴィーガンメニューが常設化されました。 数種のメニューリストから日替わりでいくつかが並ぶという形式です。
働きかけてくださったのは、京大ベジプロジェクトの皆さん。初代リーダー、大学院農学研究科の川野陽子さんは、まず大学構内でアンケートを実施、菜食メニューに対する要望を生協食堂に提出、ベジタリアン食品会社、かるなあ社の協力を得て、昨年秋に試験的に1週間のベジウィークを開催しました。
その時のメニューは大豆ミートのから揚げや、大豆ミートの生姜焼き丼、ベジタリアンカレー、豆乳シチューなど。健康によくてしかも美味しい!と、予想以上に大好評で、予定していた数量は早くも完売、生協さんが何度も食材を追加発注しなければならなかった程の人気ぶりだったそうです。乾燥ソイミートは水で戻すと膨らむので、コスト的にもお肉よりも利潤がでるとのこと。
その後メニュー常設化のための署名集めを行ない、諸々の手続きを経て、今回の常設化に至りました。常設まで一年かかってしまったのは、生協さんがこの企画に関心を深め、京大だけでなく、他大学でも取り入れられるようにしたいと、規模を広げることになったからだそうです。従って今回、関西・北陸エリアの全大学(生協食堂が入っている大学)の生協食堂のメニューリストに、ヴィーガンメニューが追加されました。つまりこのエリアの大学の学生さんは、菜食メニューを学食に要望すれば、すでにメニューは存在するので、需要次第で導入が可能ということです。
「私の大学にも欲しい!」という方はぜひご自身の学食に働きかけてくださいね! 例えばこのようなチラシを使って署名を集めてはいかがでしょうか? 「やり方がわからない」という方はベジプロジェクト・ジャパンにお聞きください。東大、京大で導入に成功した先輩方が教えてくださいますよ。
この「学食にヴィーガンメニューを導入しよう」というベジプロジェクトは、各大学の経験やノウハウ、情報を共有・伝達し、後に続く学生さんたちがより少ない労力で早く導入できることを目指して、フェイスブックで結成されました。 現在、一橋大学がプロジェクト開始、他2大学も参加中です。ご興味のある学生さんはぜひご連絡ください!
「うちの娘の小学校にも入れてほしい!」というお母さまも歓迎です!