小学校での動物教育についての提言

~ 動物たちに共感し、自分がされたくないことをしない子供に育てるために ~

動物愛護だけではありません。動物に優しくなれる子は人間にも優しくなれるものです。自分の利益のためだけに動物を利用できる大人になってしまってからではなかなか切り替えできないので、子供のうちに動物との関係を考え直す機会を作るこのプログラムはとても素晴らしいものです。

左のファイルをご覧ください(参考和訳版)。動物が置かれている様々な状況について一方的に説明するのではなく、生徒各自に考えさせるようになっています。また、「毛皮はひどい!」「毛皮はやめるべき!」というアプローチではなく、「毛皮を剥がれる動物についてどう思うかな?」「毛皮の代わりになるものはないかな?」といった中立なアプローチで、事実の確認だけなので、産業界からの批判もないと思います。

このプログラムは、2001年にPETAが専門家の協力を得て作成したものです。最近では、2015/9にインド・グジャラート州の教育委員会が導入を決定しました。同州は人口5千万人の広い地域です。PETA Indiaがインド向けの内容に変更されたようです。ぜひ日本でもこのような教育の導入をお願いします!

※なお、上記の参考和訳版は「配布不可」ですのでご注意ください(原著者の許可が必要となります)。
PETA US のプログラム
  • 本プログラムのサイト: 簡単な説明と資料へのリンク [link]
  • 指導ガイド: 教材の補足と発展的課題 [link]
  • 生徒用ワークシート: 生徒に配る教材(計9ページ) [課題編] [読み物編] [計算編]
    ※「計算編」は犬猫の避妊の必要性を説くもの。
  • ご参考: 生徒用「課題編」の参考和訳がこちら [link]
    ※著作権の問題があるので利用不可。日本語版を開発する際の参考としてご覧ください。

PETA UK のプログラム

英国の方では、こちらのサイト ShareTheWorld.org.uk に同プログラムの追加的な資料があります。


PETA 教育関連の資料

TeachKindというページ に様々な資料があります。例えば、「ウシの一生」という幼児~低学年向けの絵本なんかもあります。